宇宙のステルヴィア #9

少女漫画的な構造の物語を男の子向けにコンバートする過程において最も重要なのはキャラクタのごく身近な周囲の状況以外の世界の状況を語るために裂かれる時間以外の部分でのモノローグに変わる手段による内面描写の量の確保であり、
何を書きたかったのか忘れました。
とりあえず首から上だけの動きと、モデルの使い回しがききモーションもほとんど作らなくていい宇宙船の3DCGのみに動画を集中させ、その上でカット数を切り詰め無駄なエピソードを省き支出を極限までおさえつつできるだけ画面をへたれさせないというスタッフの目的意識のありかたはどこも間違ってはいないと思います。このお話において女の子が可愛いのは前提条件であり、
アキハバラ電脳組のように2,3話捨てて1話に仕事の量を集中させるとやり方とどちらが正しいのでしょうか。
私の大嫌いな會川昇の関わっているGONZOアニメは落ちたみたいだけれどそれは問題外としても。
みもふたも無い話なのだけれど、よーするに今回はカット数が多かった上に普段よりはよく動いていたので面白かったです。お話のバランスは少々外部の方に偏っているのが気に入らないのだけれど。スタッフのポテンシャル自体はそうそう低いわけではないようなので、問題はやはり資金面のみに集中していると思われます。