新現実 Vol.3

新現実 Vol.3 (カドカワムック (199))
いろいろ読んでみました。
とりあえず表紙を何の躊躇いも無く萌え絵と言ってしまえる自称オタクの人たちの目は腐っているので、そういう人たちのオタク話に聞く価値は無いです。この絵柄はもっと古いものだわ。大塚英志の一番信用できるところって、かわいい女の子の絵を見る目だと思います。
しーぽんいいんちょの言っている事はとってもよくわかった。わかったからといってどうだというのでもないのだけれど。
宮台さんは良く喋る人だと思った。横文字が好きな人だなあとも思った。そして私にとってはどうでもいい人だとも。
荷宮さんはVol.2よりは面白かった。面白おかしく悪口が言える人はステキだと思うけれど、チャンコロ臭いのが玉にキズかしら。どうでもいいのだけれど、ここでチャンコロという言葉を使うのは初めてのような気がします。
リカちゃん先生もあそこを意識しすぎていて、自アンはともかくあやしいの人とかっていないのかしら、とか思った。私はあやしいをみたことがほとんどないのだけれど。
ササキバラさんはやっぱり後半はなんだかぶっ飛び過ぎている気がしたけれど、お話の中の気持ち悪い野郎のお話と暴力のお話はとても共感できた、というか、似たようなことを考えていたことがあると思う。無神経で被害妄想ばかりがたくましいバカ男はみんな死んでしまえばいいわ。
まだ途中だけれど、適度に面白おかしくてどうでもいいことがいっぱい書いてある本だと思いました。
元長という人のお話はまったく面白くありませんでした。とっても中途半端に感じる。暴力もキャラクターの語り口も、私には全く魅力的に感じることができなかったのだけれど。ふーん、で終わっちゃいそうな。なんていうか、素人っぽい。
しっぽでごめんねはなんは、読んだ後だかとても安心してしまいました。おかしな話だけれど。ちゃんと白倉さんのお話で、とても嬉しくなりました。
佐藤友哉はまだほとんど読んでいないけれど、今ひとつ読む気が起きないので読まないかも。ただ彼が本当に「ぼくたちの作家」なんて恥ずかしい呼ばれ方をしているのだとしたら、おかしくて笑っちゃうと思う。彼らにいったい佐藤友哉の何がわかるというのかしら。それは私もだけれど。